2014100901

私が「人と話すのが苦手」と言ってもだれも信じないかもしれません。でも、実際苦手なんです。今でも随所に感じるシーンがあります。何で10年会社が続いているかを走馬灯のように振り返ってみました。

どれくらい人と話すのが苦手か(現在)

  • 交流会の名刺交換で5人連続「林です」「よろしくお願いします」のみの会話
  • その交流会のトイレでさっき名刺交換したばかりの人に「いま来たんですか?」と聞かれる
  • 交流会会場の自動ドアが反応しない
  • 帰宅途中のコンビニの自動ドアも反応しない
  • 主催イベント後、参加者が近づいてくると会話の苦手意識から疲れているフリをする
  • 打ち合わせの33%は沈黙
  • コンビニで箸が必要か聞かれた時「オネシャス」と言ってしまう
  • 場合によっては「シャス」としか言えないときも
  • 「林さんいないとダメっすよ」と言われる割に、途中で帰っても誰も気づかない

話すのが苦手っていうかダメ人間ですね、あらためて見ると。というか、あらためるのは私の行動ですね。

「存在感が無いのが悪い」と考えた時期もありました

自分の存在感が無いから、人と話すのが苦手だと思うんだ、と勘違いをしていた時期もありました。つまり、自分が目立てば、相手がちやほやちやほや、ちやほやちやほや話しかけてくれると考えていたのです。

こういう他力本願だと手痛いしっぺ返しが待っていて、経営も停滞してしまうものです。だって、私たちって自分が営業マンですものね。「おや、林なんか勘違いしてるぞ」って敬遠されはじめると数字に直結するのですぐに分かります。

最終的に「話し方」を変えたければ精神を変えなきゃ意味ないってところに行き着く

別にイベントを主催しても話し方は上手くならないし、チヤホヤもされない。それどころか「何で林がボードゲームイベントしてるの?ヒマなの?」とシラけた反応しか返ってきません。

何だかいつも無表情でスカしてて、室内でも帽子とらなくて、髭も剃らない私が「人と話すという苦手を克服したい」なんていうのは虫が良すぎるんですよね。まずは精神を変えなければいけない。

でも、私はこういう人間なので思うわけです。「いつも無表情でスカしながら、帽子も取らず、髭も剃らずに何とかならないものか?」と。

まず、私がやったことは、拝金主義的だったイズムを変えました、540度。はい、一回転半。やっぱ今のままでいっかなーと思いながら、心を鬼にしてある日から業績重視から「アカデミック重視」に変えます。コンサルタントとしての原点回帰だといえるでしょう。

この結果、

  • 主催者になって上位目線で営業したい → コミュニティ運営ノウハウを身につけたい
  • ゲームで皆と遊びたい → 人が楽しいと思うのはどこかを知る
  • ちやほやされたい → コミュニティの規律の限界点を知りたい
  • 儲けたい → 顧客へ与えた価値が報酬へ転化される

と、いろいろなことをやる意味も変わりました。これが、私のいう「精神が変わった」という状況です。大したことないでしょ?でも、これをずっとブレずにやるのが本当に大変。

売上が下がっても、いろいろ言われても、自分の覚悟を保守し続けなければなりません。独りにはなりたくないと 泣き濡れた夜ありました。明け方の街「桜木町」で誰かを捜したこともありました。そして、持って生まれた話し方や滑舌などのコンプレックスがあってもできる方法を見つけたのです。

話さなくても成立するワザを習得すればいい

結局のところ人と話すスキルは、ある程度は上手になるけど、劇的に変わることはきっとありません。もう私が好きなコツコツ経験を積むしか無いんですよね。

だったら、取りまとめする力、説明する力を身につけていけばいい。これこそボードゲームの会がぴったり機能しました。未知のゲームを参加者に説明する、質問に答える。そして、

僕の話がつまらなかろうが、ゲームは面白いから盛り上がる。

徐々に1対1、1対大勢でどうすると一番良いかが分かってきて、僕の会話恐怖症は克服されました。ボードゲームの会はオススメですよ。簡単ですからね、運営。

実際に話さないでも成立するってどういうパターンがあるの?

相手がペラペラ話してくれるのを聞いているだけではダメです。必ず会話はしなければなりません。だってコンサルタントなんだもの。

自分以外が勝手に話して盛り上がるパターン

前述のボードゲーム会のような感じです。説明する練習しておけば大丈夫。乾杯の挨拶すら参加者に無茶振ってOKです。

話が苦手なのに講師

これもディスカッションやワークを長めにし、その取りまとめだけを考えます。取りまとめのことをファシリテーションっていうらしいですね。これはやってれば何とかなります。「落とし所を決めておく」のと「細かく短くコメント」を挟むのがコツです。

マンツーマンの場合(コンサルティング)

コーチングというものがどうにも合わないので、私は日々クライアントをチェックできる仕組みを使っております。これならば、言いたいことの順番も分かりやすいし、何より日々やりとりしているので、面談の目的が事前にハッキリさせられます。

商談の場合

相手がどうなりたいかを聞き、商談の際に大まかな全工程を決めてしまいます。これは会話ではなくもはやワークなので問題ありません。でも、その話だけ聞いて依頼されないと、めちゃくちゃ悲しい気持ちになります(笑)

結局、人と会話をする苦手意識をどうすればいいのか

話をするという行為自体が意思の疎通だと考えれば、コミュニケーションとは一線を画さなければなりません。なぜならコミュニケーションは相手に行動させてこそ意味があるからです。

今回の話題はもっともっと序盤に位置する会話のキャッチボールをするという部分ですので、本を読んだりセミナーに通って向上するものでは無いと思います。

話題を仕入れることで会話が上達するかといえばNoです。そして、ほとんどの皆さん自分も含めて「会話がヘタクソ」だと思った方がいいでしょう。だからこそ、お互いが歩み寄ることができます。

会話のキャッチボールができないからといって、相手が投げたボールを取ろうとしないのではなく、自分の手の届く範囲に投げてもらう努力だってできるでしょう。例えば、名刺にいろいろ書くとかね。

私の方法は私でしか再現しません。でも、会話が苦手なのに無理するくらいなら「話さなくても成立する方法」という切り口で自分流を見つけるのが無理がないんじゃあないかなと思います。

おわりに

サラリーマン時代、導入の説明を話した後にプロセスの説明を一切せず、結果を話しているとよく怒られました。あがり症で人前で赤面し、真っ白になるのが悩みでした。

もちろん今でも緊張しますが、自分の型ができたことで「うまくいくかどうか」心配することは無くなりました。会話が苦手な方はたくさんいらっしゃると思いますが、まず上手くはなりません。会話が下手な自分という素材を使って一番いい味を出す方法を考えるのがベストだといえるでしょう。

このブログでよく書いていますが、自分のスペックを知ることが一番。スペック以上の力は持続力がありません。その点を考慮し、無理なく無駄なく人との会話を楽しみましょう。


2014/10/09

コンサルティング