2014102501

昔、セレブになると沢口靖子さんのように自宅に友人を招いてリッツパーティをするもんだとばかり思っていました。小学校までサンタを信じるように、社会人までリッツパーティを信じていた私です。でも、リッツパーティの本当の意味がわかった時、お金への認識も固まったのです。

そもそも、お金持ちはリッツを好んで食べない

2014102502日本のセレブのパーティなど行っていったことはありませんが、それでも周りの友人に尋ねたところ、

「リッツ?ああ懐かしいね」

という地位のお菓子でした。その友人はTIMTAMなどの高級輸入菓子が好きなので、私の中で「プチセレブ兼、将来血糖値で悩む人」だと思っています。

でも、ナビスコのCMで私達はずっとリッツパーティという崇高なホームパーティの様式を刷り込まれてきました。

オンザリッツ!

適当に具を乗せただけなのにちょっとゴージャス!話が弾めば心も弾む。

弾む会話のネタといえば、こんな感じでしょう。

「え?なんでリッツの上に”いくら”が乗ってるの?バカなの?」

 でもリッツパーティするためにお金稼ぐ人多いよね

お金持ちになった人がしたいことが有るとすると、それは今までやってきた事業に関係するもの、もしくは延長するものかライフワークがほとんどだと思います。

「お金持ちになりたい!」「お金持ちになったらこんなことがしたい」というのは、きっとお金持ち側からすると「なにそれ?くだらねぇ」って内容ばかりだと思います。

お金持ちを夢見て、漠然とお金を稼ぎたいという思い。ステータスアップなのか物欲なのかよく分からない、そんなイメージが「リッツパーティ」だということですね。

何でお金が必要なのか

なぜお金を稼ぐか聞かれ、このブログを読んでいる人は「生活のため」とは言わないでしょうね。きっと下の2つのどちらか、もしくは両方だと思います。

  • 贅沢がしたい、裕福に見せなきゃならない
  • やりたい仕事をしたい

贅沢したいのはOKです。そして裕福に見せることも大事ですよね。貧乏臭い士業やコンサルタントに仕事を頼みたくありませんから。やりたい仕事のためのタネ銭を稼ぐのもよく分かります。

士業・コンサルタントが今のビジネスモデルで稼げる規模は決まっている

基本的に今やっている事業で稼げる上限は決まっています。私の会社も決まっています。まだ伸びしろがありますが、やがて上限が来たら下記4つから選ぶ時が来るでしょう。

  • 今のままを続ける
  • 人を増やす
  • ビジネスモデルを変えるか
  • 新しいことをする

上の4つはほぼ全ての場合お金がかかります。だからそのための保険としてお金を稼いでおく。これは正常な経営者の考え方だといえるでしょう。

しかし、一方でどれも嫌だという人のために残された行動が「理念なき仕事」です。これは業界をボロボロにする可能性があるにも関わらず、自分だけが儲かるという結果が起こります。

具体的な「理念なき仕事」って何?

もっとエグいものもあるのですが、言える範囲で事例をあげると「ホームページのリース契約」があるでしょう。

  • 5年契約で200万円、割賦支払
  • 初期費用は無し
  • 契約途中での解約はできない
  • 毎月サポートによる提案があるというがそれほど来ない

毎月3万5000円ですよー。みたいに言われて、長い付き合いをすれば、徐々に良くなるかなと思いきや、HPのデザイントレンドなんて5年も放っておいたら旧世代です。でもリニューアルは別費用がかかりますとかわけわからんこと言われる始末。

こういう仕事の仕方が横行し、WEB制作業における月額費用というものに抵抗感が生まれました。毎月ちゃんと見ている会社もあるのにね。

こういう会社ももっといいアフターフォローをすれば良かったのですが、所詮制作は外注に出している営業会社なので、ホームページがダメだとその内、別のものを売り始めます。(笑)保険とかね。

ホント理念無いですよね、ああ、あるのか。「お金払わせたら勝ち」っていう理念がね。

他にもこんなのあるよね

ちゃんとやってる会社がほとんどだと思います。でも、ユーザーのために良くないことをしている若干の会社がいるだけで業界のレベルが下がってしまう。これは問題の大きさかマーケットの大きさで影響が変わってきます。

問題の大きさの例

上の「ホームページの5年契約問題」は検索してみると分かる通り、数年前に大流行したものです。みんな大好き「Yahoo!知恵袋」でもこんなにたくさん!

なぜYahoo!知恵袋をお見せしたかの理由は、ITに疎い方が質問する場だからです。つまり、本来のサービスはこういう方を救うために5年間きっちり面倒をみるというコンセプトのはずが、怒りが紛糾しています。きっとこの方は制作業者に毎月の報酬を支払うことにアレルギーを覚え、投稿を読んだ人も少なからず影響を受けるでしょう。

マーケットの大きさの例

出版願望を叶えるために、利用者の棚卸しをし、されているビジネスにプラスになるような企画を一緒に作ってパイプがある出版社にプレゼンする。いわゆる「出版コンサルティング」という仕事です。これは、出版業界に属さず、コンサルタント業界の中の更に細分化された狭いエリアにいます。

出版コンサルタントの数も正確には分かりませんが、林のスペシャルフェルミ推定によれば、圧倒的に「柴犬のブリーダー」の方が数が多いことからも国内にそれほどいないことが分かります。

その中の一部がお金だけ取って企画もろくに練らずに、外注しているライターに丸投げして、結果出版できなかった言い訳を「アナタの魅力がないから」で済ませるビジネスをしてしまう。

まぁ、こんなのビジネスじゃないのですが、ちゃんとやっている人は「そもそも出せそうもない人は断る」。これ正しいですよね?

でも、理念のない会社のせいで、ちゃんとやっている会社も一緒くたに見られます。マーケットが小さいがために。「自分はちゃんとやってる。怪しくない」っていう余計なPRまでしなきゃならなくなります。でも、こんなのすればするほど怪しくなっちゃいますよねぇ。

結局、何をしたいか決まってないのに稼ごうとするからおかしくなる

例えば、弊社の「社労士向け事務所だより制作サービス」は、面倒な事務所だよりづくりを代行しています。でも全国の社労士全員が利用したらおかしなことになりますよね?だからこそ利用者数を地区で制限しています。これは特別なことじゃなくてあたりまえだと思っています。

でも、稼ごうと思うなら「値段上げて」「ご紹介キャンペーンつけて」「1年契約にして」「代理店制度つくって」みたいにすれば良いんでしょうけど、社労士業界のためにも士業サポートをされている会社のためにもなりませんからしません。

同業にいるでしょ?こういう人

「この仕事やったほうがいいよ。楽して儲かるから」って言う人。主に業歴だけ長い人。会合や飲み会で隣の席に座られると帰りたくなる…そう!今頭に浮かんだその人です。

そういう人のせいで自分の業界がちょっとイメージダウンしてるっていうのは認識しておいた方がいいですね。でも、その人はきっと一生変わりません。だって若造に何を言われても腹を立てるだけでしょうから。

だからこそ、自分や自分が関与する業界をそれぞれが良くしていき、その結果として等価となる報酬を得る。変わらない人が全員引退するまでそれを継続する。こんな気持ちで取り組むしかないかなと思っています。ダメなおっさん一人に理念を持たせる労力100社のお手伝いができますからね。

お金を今よりも、圧倒的に稼ぎたいなら

リッツパーティがしたくてお金を稼ぐ人はこういう時に「誇張して売る」「ひよこ(初心者)にノウハウを高値で売る」かどちらかをしはじめます。でも、それは業界のためにならないから絶対にしちゃダメ。ならどうすればよいか?

答えはシンプルです。「今と違うサービスをする」「サービスを今より良く」しましょう。

今よりも収支を「伸ばしたい」とか「安定させたい」ならば、今のビジネスモデルを見直す意味はありますが、「圧倒的」だと今のままじゃ不可能です。

ユーザー目線で見た時

  • サービス向上をすることで単価が上がる。納得感ありますよね。
  • サービスそのままで、セールスの文章が上手くなって単価が上がる。納得感ありますか?

コピーライティングのスキルは重要です。サービスの良さを伝えるという意味なら良いと思います。でも、誇張して売上を上げるのが目的だと話は変わります。なぜならユーザー目線になれない企業が長続きするはず無いからです。

おわりに

そういえば、お金の話書いてないなぁと思ったので書いてみました。

お金を稼ぐことは汚いことじゃない。でも、そんな価値観がある人は沢山います。でも、開業医がお金を稼いでいても「いいコトしているからむしろ立派」って思うものですよね。

結局、全員に共通した価値観は「誰かのためになることをしながら稼ぐのはOK」なのですから、やるべきことは、決まってきます。

業界や顧客にプラスになって、そのプラスに応じた対価を得る。その対価にギャップがあると顧客や業界に不利益が生じる。

まぁ、今と全く一緒で儲けようとするのは虫が良すぎだということですね。

リッツパーティを調べたところ

アホな起業家の幻想として「リッツパーティ」という単語をチョイスしたのですが、ふと調べてみると、結構みんなやってますね。そして、なんか結構楽しそう。

こういう「分かっててやるリッツパーティ」って価値観は結構すきですね(笑)


2014/10/25

コンサルティング