20141113

ビジネスは結果だ。結果が全て。数字は嘘をつかないし、ロジックで人を動かすことはできる。こう思っていた時期はありました。じゃあその時、毎日が充実していて豊かったかといえば、んなわけないですよね。冷たい人間の代表格といえば林。蛇のような目で人見る男といえば林でした。

べ、別に人情派になったわけじゃないんだからね

そういうはぐれ刑事的な話ではありません。ツンデレでもない。

単純に人は仕事を「分かっている人」に頼みたいんだよって話をしたいだけです。こういう時に、業界の知識を勉強しようとかいう話をすると

「まーた林は社労士業界か建設業界か美容業界の話をしだすぞ。あいつは自分の得意分野を、さも常識かのように語る小ずるい人間だ」

と、言われてしまいます。なんだよ、小ずるいから何なんだよ!業界のこと何も知らないのに、「美容業専門です!」っていうのはどうなんだよ!!

・・・つい、熱くなってしまいました、失敬。

分かっている人っていうのは、運任せじゃない人

「あちき、仕事を運任せでしていませんから!」って全員言いたいと思います。でも、残念ながら多くの人は運任せです。

何かをやって、上手くいった!わーい!ダメだった、残念、次どうしよう…

こういうのは全部運任せです。

サービスをリリースして、上手く展開出来なかったときに、そのサービスの意義が企業や業界のためになるなら、諦める必要は無いはずです。でも、やめてしまうということは明確なポリシーも責任感もなく「当たったらいいな!」みたいなナンバーズ3をボックスで当てよう的感覚、つまり運任せです。

ひとつ動画を見てみましょう

この動画は、3×3マスと5×5マスの魔法陣を「分かっていない人」と「分かっている人」が解いたらどんな違いがあるかという内容です。

魔法陣はご存知ですよね?数字を1から順番に入れていってタテ・ヨコ・ナナメの合計が同じになるようにするアレです。

分かってない人が字を書いたり消したりする姿を見てどう思いましたか?

なんか出来る人と、見比べると凄くかっこ悪くないですか?学業なら「君ィ!頑張っとるね!」って学年主任もニッコリですが、仕事を頼むってなると別ですよね。

こんなもん、ささっとやれる人の方がいいですね。

とはいえ、魔法陣の解き方を知っていて、効率良く、ミス無く解く方法が分かっても、残念ながら「へー。す、すごいね」くらいの雑学レベルの意味しかありません。

だって、日常生活でも仕事でもこんなの意味無いもの。でも、だからこそ考える上での題材としては適切です。

業界にいると「何が分かっているか」分からない

自分の業界に長くいると「何を知っておけば困らないか」ということは分かりますし、積極的に身につけようとします。

でも「こういうことを知っておいたり、出来たりすると、企業が仕事を頼みたくなる」ということはドンドン見えなくなります。だって、今日も食えてるし、来月もきっと食えるもの。

「20年後に無くなる仕事」のような予測が話題になっています。愚かな人は、自分の業種が入っていて恐れますが、もっともっと愚かなのは「10年後に無くなる仕事があれば、生まれる仕事もある。なら、それをやればいいじゃん」って考えです。

今の仕事で、目の前しか見れない人が10年後に仕事が用意されるとでも?10年かけて新たな仕事を生み出そうとする人にだけ座る資格のある椅子なのではないでしょうか。

 結果に至るプロセスを話せるということ

「御社は必ず良くできます!」

「へー。どうやって?」

「私が若さを武器にフットワーク軽く頑張るからです!」

「月2万で呼んだらいつでも来てくれるの?」

「いえ、訪問は月1回です」

こういうの嫌いじゃないんですが、もう勢いだけですよね。こういう人増えてるんで注意した方がいいですよ。頑張っている人を応援したいという人は居ますが、自分の会社が悪くなったり、ただお金を捨てるだけになったりしてまで、応援はしてくれません。

結果に行くまでのプロセスを話せるということがとても大切で、そこには「ちゃんと分かっているかどうか」という要素が含まれます。

まずは専門用語、そして業界の文化、おおまかな仕事の流れ。こういったものを勉強するのに、本2冊とクライアントと3時間話せばある程度身につくものです。

業界も知らないのに突っ込んだ社員研修なんか頼みたくないし、人事評価制度も作ってほしくない。帳簿も見られたくない。年間計画なんかもってのほか!

とはなりませんが、でも分かっている人に頼みたいというのは経営者の潜在的なニーズだということは理解しておくべきことですね。

おわりに

私も最近、2年くらい携わったプロジェクトが終了し、感慨に耽っておりました。あ、すみません。難しい言葉を使って。カッコつけなんです。しみじみしていたわけです。

私が居なくても回る体制になり、お役御免というのは喜ばしくもあり、寂しくもあります。この2年で培った業界知識をまた活用できるように情報収集は何らかのカタチで続けていきたいなと感じています。

結構、業界新聞とかサイトとかって面白いんですよね。皆さんのクライアントを業種に分けて、最も多い業界の新聞や雑誌を見てみてください。経営者との共通言語が増えて楽しいですよ。

自分の業界を勉強する人が増えることは経営者にとってとても嬉しいことのひとつですからね。


2014/11/13

コンサルティング