20150301

私がメインで活動している社会保険労務業界に、そんな方はいらっしゃいませんが、気軽に無料でアドバイスを受けようとする輩が多すぎます。私の仕事の内容を考えると、それって凄く失礼なんじゃあないかと思う今日このごろです。

例えばこういうこと

「はじめまして、林さん。動画を作ったので、ご覧いただいてもよろしいですか?」

見せられた動画がコレ。(喩え話ですよ)

「林さん、もっと良くするためのアドバイスをいただけますでしょうか」

え?

こういう質問は結構きます。コミュニケーションの延長線上で回答はしていますが、こういう人に時間や脳を使うことはほぼありません。

だって、売り物だもん

毎月弊社にコンサルティングフィーやホームページの月額保守管理費をお支払いになるクライアントがいらっしゃるのに、なんでアドバイスしなきゃいけないんでしょうか?

別にスポットコンサルでお金が欲しいわけじゃないんです。半蔵門線の入り口を聞くノリでアドバイスを求めるのが問題なんです。

私が取り扱っているサービスはほぼ無形の物です。全てがデータか私のアイディアです。ゲーム研修だって、物はありますが別にゲームを売っているわけではなく、体験による学習にしか意味はありません。

無形だからこそ、価値の感じ方は人それぞれで、そこは否定しません。でも、私は人の仕事や周りからの見られ方(ブランド)、 時間の使い方などに関してのアドバイスは無料では絶対にしません。

逆に私が無料でアドバイスすると、無料で古物免許取ってくれたり、会社を設立してくれたり、プロフィール作ってくれたり、宣材写真を撮影してくれたりするんですか?と問いたいところですね。

クライアントにのみちゃんとやる

もし、先ほどのラジオ体操動画がクライアントのものならば、私は以下のことをアドバイスするでしょう。

  • タイトルをもっとポジティブなものにしましょう
  • 画質が悪いので、カメラの設定を見直しましょう
  • 音楽が単調なので、もっとリズミカルにやる気が出るものにしましょう
  • 明るく話しましょう
  • 鼻をすするのはやめましょう。花粉症ですか?
  • 嫌なことがあった日は無理に撮影しなくて良いですよ!
  • ラジオ体操というありふれたものが題材なので、もっと自社のオリジナリティを出すようにしましょう。参考映像をご覧ください
  • 一度、撮影に伺い、編集方法をお教えします。これは非公開にしましょう!

参考 1:企業イメージを出す

参考 2:インパクトを与える

ただ、例外ももちろんある

お金を払わない人の話を聞かない、という意味ではないことを理解してください。例えば私がホームセンターで買った材料で椅子を作りました。それを誰かから「売って欲しい」と頼まれた。私はきっと無料か材料代だけで譲るでしょう。

でも、家具職人から椅子を買うと、付加価値が付きます。経営者友達に経営相談をしても無料ですが、専門家ならタイムチャージなどあります。有形・無形問わず、それに価値があると思っている人に対して、その気持ちを踏みにじる行為をされると人間関係は簡単に壊れてしまいます。

誰に何を聞くか、聞く相手の商売は何かをきちんと理解しないと、ちょっとアレな人だと思われますので気をつけましょうね。

ただ、私の場合、例外もちゃんとあります。

  • 超緊急で私が責任をもってアドバイスできる場合
  • 業界に入りたてで道標が何もない方
  • 社会的に意義がある場合

基本的にクライアントが一番大事です。でも、社会的な生死に関わることだったり、誰に聞いていいか分からず、検索エンジン経由で運悪く私のところに来てしまったりな場合は私も機嫌よく何でも話しています。だって、自分もそうして欲しいもん。

 まとめ

最近、「こういうことを書く理由をちゃんと書いておかないとダメですよ」とクライアントから言われています。刺々しい守銭奴なイメージが着いてしまうことをクライアントから心配されてしまう幸せ者な私です。

これ、話しかけないでって意味じゃないですからね。

また、林が心狭いこと言ってるぞ、って誤解しないように。自分が価値あると思っている知識を「そんなんタダで教えてくれてもいいじゃんケチ」とか「なんか、簡単な書類書いて判子押すだけでしょ、タダでいいじゃん」って言われた時の憤りを想像してくれれば、共有できるかなと思います。

コミュニケーション力って気持よく相手を動かす力なので、話法などのテクニックでなく相手が何を大事にしているかを理解することが前提になるのはいうまでもありませんよね。


2015/03/01

コンサルティング