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2016年6月16日、23日、30日と3週続けて摂南大学の法学部の学生を対象にダイナミズムを使った研修講師をしてきました。最近、教育機関でもお呼びいただけるようになって嬉しい限りです。若手に活力を!

開催の経緯

今回の開催の経緯は、私が親しくさせていただいている奈良の社労士・行政書士西口 孝平さんからのご紹介でした。

西口さんは、摂南大学のゼミの講師を半年間依頼され学生たちにディベートや会社設立の仕方を教えていらっしゃいました。そのカリキュラムの中にダイナミズムを入れ、実際の経営を体験してみようという試みです。

大川先生をご紹介

西口さんに講師依頼をされた法学部の大川 謙蔵先生をFacebookメッセージでご紹介いただきました。

168717_106174722791033_6590765_n 西口 孝平

>林さん 摂南大学で民法を担当されている 大川先生です。

>大川さん ゲーム研修や社労士のコンサルティングを されている林さんです。

今回、急遽ダイナミズムを摂南大学のゼミで、 実施させていただくこととなり、 2週間後に迫ってきておりますので、 この場で打ち合わせができればと思います。

どうぞよろしくお願い致します!!

いかがですか?ものすごく話が早い(笑)今年の5/27に打診いただき、6/16にスケジュールが確定するというスピード感!こういう方とお仕事するとスカッと気持ちが良いですね。

大川先生は民法がご専門で「ラオスにおける民事関係法制に関する研究」などもなさっています。お若く、とても柔和で人見知りな私も安心して打ち合わせをすることができました。

そして、いろいろヒアリングしながらカリキュラムが確定していきます。

 摂南大学カリキュラムとダイナミズムルール

教育カリキュラム

今回の摂南大学で実施する3週間のカリキュラムは以下のように設計しました。

第1回目 6/16

  • 上記ルール説明、業種決定、1年間の体験
  • ふりかえり
  • 課題「アルバイト以外のビジネスプランを立案しよう」説明

第2回目 6/23

  • 追加ルールの説明
  • ダイナミズム2・3年目の体験
  • ふりかえり
  • 課題の進捗状況の確認、コンサルテーション

第3回目 6/30

  • ダイナミズム4・5年目の体験
  • ふりかえり
  • 課題の最終結果発表、総まとめ

ダイナミズム追加ルール「ラオスルール」

大川先生がラオスをご専門にされていることからルールを考案しました。

主要産業は農業であり、人口の78%が従事しGDPの41%を占める。

少ない人口がまんべんなく分散して暮らすラオスでは、大部分の人は稲作を基盤とする農業を営んでいる。まず、自給米を確保し余剰分を販売し現金収入とする。ラオス人の主食はもち米である。自給農業を基盤とした分散型社会である。

メコン川流域は降雨量に恵まれ、土壌が肥沃なため葉菜類の栽培も多い。パクセー市郊外のボロベン高原は良質なコーヒー、キャベツ、ジャガイモの産地であり、コーヒーはラオス最大の輸出農作物。また、近年まで農薬や肥料の使用がされてこなかったことから、無農薬栽培の作物を育てて輸出する動きもある。

wikipediaより

ということで、山梨ワインルールからの派生でラオスルールを考案しました。

  • 材料である野菜を「もち米」にする
  • マーケットに出まわらず農業だけが収穫できる「コーヒー」の追加
  • 飲食業が販売の際、コーヒーを1セットは用意しなければならない

第1週目講義スタート!(2016年6月13日)

普段は人見知りですが、講師になった途端スイッチを入れて、レッツ自己紹介&ルール説明です。ルールの説明の流れも開催当初と比べてだいぶ分かりやすく、時間短縮ができているなと感じています。

今回は2時間でルール説明と1年目をやらなければいけないので、スピーディかつ雰囲気を良くしながらやることを心がけています。

講義前に菓子折りを生徒に配布したことで、既に和やかな雰囲気!これは大きな発見です。お菓子の恩恵もあり、順調に笑いも取れルールも説明できたところで皆さんの業種と会社名を決めてもらいます。

今回の特徴としては、飲食店が1社に対して農業が3社いることです。農業は注意しなければ価格競争に突入してしまうことになります。

動画内でもありますが、飲食業を担当する岡村さん(オカパン代表)は農業の内、唯一の女性をメインで取引するとスタート前から決めているわけですね。

こうなると、残りの農業はボーとしているとドンドン周りから取り残されてしまうことになります。だからこそ町唯一の飲食店経営者の「メンズを応援したくない!」という価値観を変えさせる必要があるということです。

現実社会でもこういう努力は経営者が日々行っており、ニーズやウィンツに合わせて自社のサービスを最適化しているものですよね。

ダイナミズム1年目、いよいよ開始!

順調に生徒の皆さまへのインストールが完了し、いよいよダイナミズムがスタートします。流石にゼミの仲間だけあって、和気あいあいと活気があります。

ただし、活気があるのと活性化しているのは別問題。実際にはどうだったのでしょう?

恐らく「ゲーム」だという認識が強かったんじゃないかと思います。猛者泣かせのダイナミズムは、事なかれやふざけて進めてしまうと市場が腐ってきます。

もちろん今回の学生がふざけていたというわけではありませんが、活気があった割に全体の生産性は低かったように思います。

次の2年目、3年目は1週間後に開催されますので、自主的にダイナミズムのことを考えてくることもや、取引先と交渉を進めることもできます。3週間でダイナミズム5年間を実施すること自体が初めての試みなのでとても楽しみでなりませんでした。

この日のふりかえり

モヤッとしたことは何か?

終了後に私から皆さまへ「モヤッとしたこと」という質問を投げかけました。

いつもこの質問はしていて、特に経営者対象のダイナミズムではこの点を最も重視して振り返りを行います。

実際に経営者としてバリバリ働いている中、モヤッとする機会はそれほどありません。しかし、社会の縮図であるダイナミズムをしてモヤモヤする部分があるとすれば、それは現実社会で「業界の慣習」や「しょうがない」などと片付けてしまっている改善ポイントである可能性が高いからです。

企業に求められる人材とは?

ダイナミズムで1年間の経営を疑似体験し、企業に求められる人材を考えてみました。

  • アルバイトを4年間頑張った
  • ボランティア活動に従事した
  • サークルや学生団体のリーダーだった

こういうのもいいのですが、別に就職希望の会社にアピールすることではありませんよね。だって、全部自分が好きでやっていることなんですから。私が面接官なら「そうですか、それは良かったですね」とにっこり微笑んで終わり、特に加点対象にはしないでしょう。

企業が求める人材像を考える上で、ダイナミズムで実際に起こった現象を元に解説しました。

人が集まる人

人が集まるところにビジネスあり。外交的な人で上手くいっているケースの多くはコミュニティに属し、人の輪を活性化させることに長けている。更にいえば自分でコミュニティを運営している。

だからこそ、学生時代に社会人対象のコミュニティを運営できれば、ハードルは極めて高いのですが強力なアピールになると解説しました。

サポーター

リーダーっぽいことができる人は意外と多いものです。でも、完璧にサポートできる人は極めて少ない。社会ではどちらもできない人がほとんどです。だからこそ、社交的でない方はきっちりとリーダーやチームを後ろからサポートできる人材になるべきです。

もちろんこのアピールは簡単ではありませんが客観的に判断できる材料、たとえば上記のコミュニティ運営での予算や会計、設営などを担当したということであれば主観ゼロの紛れも無い事実のみのアピールができるでしょう。

次週の宿題

来週のダイナミズムはどうする?

せっかく3週間も私の講義がありますので、やるもやらないも自由の宿題を出すことにしました。ひとつ目は「ダイナミズム2年目以降の立ち回りを考えてみよう」というものです。

2年目以降も今日の調子ならば、市場はそれほど成長せず、今回の講義の狙いを達成することはできません。ただ生徒たちが「経営は難しい」という感想を持つに留まってしまうことでしょう。

いずれにせよ、こちらはもう私から強制する話ではありませんので、暖かく期待することにしました。

そしてもう一つの宿題がこちらです。

アルバイト以外のビジネスプランを立案しよう

大川先生に事前確認し、NGなことはないということでしたので、学生たちにアルバイト以外で実際にビジネスプランを立ててもらい、実施してしてもらうことにしました。

もちろん、やる・やらないは自由です。

アルバイトという働き方が自分の時間を切り売りするというモデルであることを説明し、皆さんの自由な発想で来週までに考えてくるように指示を出しました。

事例として、私がお金以外の支援をしている山梨学院大学の学生2人が運営しているイベントコミュニティ「ボードルーム」を紹介しました。彼らは月イチのイベントならばもう集客に困らない状況ですので、今後は開催日数の増加やコンテンツのバリエーション、そして新たなビジネスモデルを作ることでもっともっと規模感の大きなビジネスになりそうな好事例だといえるでしょう。

お金を稼ぐといういうことはどういうことなのか?

この意味が理解できた学生が就職活動で困る訳ありません。うちの会社もこんな人材なら参画していただきたいものです。

第1週を終えて

終わった後、汗びっしょりでした(笑)

西口さんが市場を手伝ってくださり、大川先生がフォローしてくださりと1人ではなく生徒も含め全員で作り上げたダイナミズム1年目だったと思います。

終了後は大川先生の研究室で、大学のゼミの仕組みや学生の特徴などを復習。来週に向けて手応えを感じた私達でした。

まだまだ、学生たちのことは把握できませんが、皆さん真面目で向学心が強いなと来週以降がとても楽しみになったのを覚えています。

【告知】7/30 横浜でダイナミズムやります

今回は「まちづくり」をテーマにした新ルールをリリースする予定です。他社と協働することの重要性を考えてみたいと思います。

小学校4年生のお子さまもご参加予定ですので、親子参加も大歓迎です。全世代がいらっしゃってもそれぞれ違う学びがある研修はダイナミズムだけ!ご都合よろしい方はぜひご参加ください。

開催日2016年7月30日(土)
時間12:00~18:00
場所〒231-0023
神奈川県横浜市 中区山下町1 シルクセンター地下1階大会議室

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持物筆記用具・電卓・名刺
料金5,000円(未成年は無料)
お申し込みFacebookはこちら

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2016/07/06

いい会社づくり体験ゲーム【ダイナミズム】研修レポート