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2017年6月29日、神奈川県茅ヶ崎市にある第一カッター興業株式会社さまで建設会社経営研修「コンスタ」が開催されました。第一カッター興業さまはコンスタのインストラクターとしてご登録いただき、今回は社内研修での運用となります。

建設会社経営研修「コンスタ」とは

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ひっそりとですが、「BCC(Blue Chip Constructor)」「コンスタ」に変わっています。変更の理由は商標を取得する上での大人の事情です。(笑)

この研修は、数人で一社を経営し、「建設業界の優良企業」を目指していただきます。ゲーム形式で建設業者の経営を学ぶとともに、他社との下請・元請関係や社内でのホウレンソウを学び、現実での問題点を見つける研修として有効です。

こちらは、建設業界の知識がなくても、最初のルール説明と研修で理解できるようにしております。一社で仕事が完結しづらい建設業界だからこそ、コミュニケーション力を含むさまざまな資質が必要になってくるのはいうまでもありません。

第一カッター興業株式会社さまご紹介

本年度、コンスタのインストラクター契約を結んでいただいた「第一カッター興業株式会社さま」は私でも知っていた優良企業です。主に解体業を専門でなさっており、「ダイヤモンド工法」「ウォータージェット工法」といった、超特化技術により、右肩上がりに成長しているJASDAQ上場企業です。今年で50周年とのこと、素晴らしいですね。

打ち合わせ時に心に残ったセリフ

インストラクター契約前に、一度第一カッター興業さまでテスト登壇したのですが、その前段階での打ち合わせで取締役の足立さんと人事課長の安齋さんと、研修の落とし所について話し合いました。

そのときに仰られたセリフが次のものでした。

研修を1回しただけで組織が変わるとは思っていません。建設会社でもこういった研修を開催するということを社員に見せたいと思っています。コンスタを始めとしたこういう研修を定期的に行い、文化として定着して、どこかの現場で参加者がコンスタの話で盛り上がるような会社にしていきたい。

この言葉に感動し、上層部がこういう考えをお持ちであるこの会社はきっと素晴らしいに違いないと感じました。そしてその気持ちはレポートを書いている今も変わっていません。

NHKの超絶 凄(すご)ワザ!にも先月出られたようですね。人名救助のための解体というテーマもステキです。

さて、今回のテーマは?

今回のコンスタは、第一カッター興業さまの入社6年目研修として行われます。この研修は1泊2日で実施され、初日がコンスタ、2日目が「原価管理」について学ばれるとのこと。

コンスタは建設会社の経営をシミュレーションするものですので、当然売上だけでなく原価についても考えなければ倒産してしまいます。2日目の座学をより効果的にするためにも重要な役割があります。

取締役の足立さんによる開会のお言葉の後、広瀬社長にご挨拶いただきました。

1世紀企業を目指しています。そのときに皆さんが中堅として、これからの50年の礎になっていくと私は思っています。

社員を大切にしている会社からのこのメッセージ、背筋が伸びる思いで聞かせていただきました。

ルール説明

今回のルール説明は人事部 課長の安齋さんが担当されています。短時間でわかりやすくルールをご説明されていらっしゃいました。その後、会社名を決め、皆さんの前で経営理念を発表していただきます。

受講生の皆さまも今回の研修の意図をご理解いただいており、ご質問も多く出されていました。

「コンスタ」スタート!!

1年間のリハーサルを実施し、昼休憩へ。その後、いよいよコンスタがスタート!念入りなルール説明と質疑応答の成果もあり、スムーズな出だしの結果、1年目にマリンタワーが建設されます。各社、それぞれの経営理念通りの経営ができていたようです。

2年目にはワールドポーターズも完成!しかし、別の会社では赤レンガ倉庫を入札するも、施工力を確保できずに遅延、そのまま資金ショートしてしまいます。

気になったのは、すべての会社が自社で仕事を完結しようとしている点です。どうしても他社と連携を取る必要がある場合のみ接点が生まれるために、なかなかコンスタ上での協業に慣れることが出来ていないように感じました。

3年目に異変が…

3年目の入札で横浜ベイブリッジを落札したMM興業、1・2年目の教訓を活かし、下請も完璧。しかし、自社の施工精度が原因で痛恨の施工不良となってしまいました。

2度の遅延損害金で、街を牽引するリーダーがコロコロと代わり、下請は遅延損害金の影響で報酬が遅れる状況です。この街の建設会社のキャッシュフローが全体的に悪くなることで、会社の体力が徐々に蝕まれている中での4年目突入。

全く盛り上がらないランドマークタワーの入札を経て(笑)、建設計画を全社集合で打ち合わせされていました。下請が打ち合わせをファシリテートする光景もありましたが、無事ランドマークタワーが完成できました。おめでとうございます!

コンスタアワード決定!

4年間の会社経営を経て、優勝決定の時間となります。

今回のルールでは、ランドマークタワーが建設された場合、各社の最終残金と投票点の合計によって勝者が決定します。

優勝は、下請業務に徹した、この街の屋台骨としての役割を担った「EY社」に決定しました。EY社のお2人、おめでとうございました!!

そしてふりかえり

コンスタが終了し、ふりかえりが行われます。受講生の意識を明日の原価管理へ移行するため、今日の学びと運営側のフィードバックを実施していきます。

第一カッター興業の皆さまはルールを覚えるのがとても早く、売上を最大化する意識はとても高く素晴らしいものでした。課題として6年目の皆さまが今後会社の中核を担うためにも、数字意識や意思疎通の重要性を今回ご理解いただけたのではないかと思います。

毎年実施する研修は入社6年目だけではなく、新人、10年目と継続した教育にも力を入れられている第一カッター興業さまの教育プログラムにコンスタを含めていただきとても光栄に感じました。

おわりに

インストラクターとして、大切な社員の方向けの研修にご活用いただき、第一カッター興業株式会社さまに心より感謝申し上げます。

今回の実現にご尽力いただきました取締役の足立さま、人事部の安齋さま、何度も打ち合わせにお付き合いいただき、今回の結果に結びついたと感じています。本当にありがとうございました。

今後も継続した社内研修にご活用いただくとともに、弊社とも意見や情報の交換をさせていただければと思います。今後も末永くコンスタをよろしくお願いいたします。


2017/07/26

建設会社経営研修【コンスタ】研修レポート