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2018年2月21日に長崎県商工会青年部連合会主催のインパルスゲートの講師をしてまいりました。地域のリーダーになるための方法や心構えをテーマに行われた今回の研修。それぞれの地元が抱える問題の共有・再確認と、それに対するパワフルなアイデアが湧き出る場となりました。

インパルスゲートとは

2017101805インパルスゲートとは、商工会青年部の目的の一つである「地域活性化」のために青年部が成すべきことを考えるゲーム型の研修教材です。もともとは山梨県商工会青年部連合会のご協力をいただき、2015年12月に完成しています。

「地域活性化 = 青年部の規模 × 地域貢献 × 青年部員の質」というシンプルな「青年部による地域活性化方程式」を考案し、インパルスゲート内でもこれに基づいてプレイをしていただいています。

※パンフレットのダウンロードは<こちら>より

以下は、会場でも放映するインパルスゲートのルール説明動画です。

長崎県商工会青年部連合会 木村会長インタビュー

開催前に長崎県商工会青年部連合会の木村会長にお願いしてインタビューを撮影させていただきました。

観光発祥の地でもある長崎県。
ハウステンボス稲佐山は言わずと知れた観光名所ですね。

そんな長崎県青年部員の気質について木村会長は「スタートが遅い」と捉えられておりました。のんびりとした性格の方が多く、新しい事業の取り組みなどでも時間がかかってしまうそうです。

その半面、情熱が大きくなり、みんなが1つになった時の爆発力は魅力的であるというお話もされています。たしかに、研修という短い時間の中ではありますが、今回のインパルスゲートでも後半になるにつれて非常に積極的になっていく部員さんが多かったように思います。

前に進むにあたって置き去りになっている想いを見つめなおして欲しい

インタビューの中で木村会長はこう述べられておりました。

会長として「つなげ、いかせ、いどめ」というポリシーを掲げており、その根底にあるのは「原点回帰」への想いだそうです。なぜ今の事業をしているのか、なぜ青年部に入ったのか。長く活動していると忘れがちな「なぜ」の部分ですが、実は何よりも大切なものだと私も考えています。

インパルスゲートの研修内容ともマッチしており、ご自身が所属する組織について様々な面からシビアに考えられているということがよく分かるお話でした。

木村会長、お時間をいただきましてありがとうございました!

今回の研修のテーマ「青年部員が地域リーダーになるために」

今回の研修のテーマは「青年部員が地域リーダーになるために」です。

多くの観光名所を持ち、県外への発信は充分になされているかもしれません。しかし、本当にその地域が発展して盛り上がっていくために、内部の活性化が重要であることを忘れてはいけません。

そのためには部員の皆さん1人1人がそれぞれの地域にどのように働きかければいいのかをじっくり考えていただく必要があります。こうした前提をもとに、今回の研修に臨んでいただきました。

研修スタート!

ルール説明が終わり、インパルスゲートのゲームパートがスタートします。

  • 他の青年部と交流を持ち、自分たちの単会に持ち帰る
  • お祭りへの協力を通して、地域とより密接な関係を築く
  • 子供の教育事業の一環として幼児相撲を開催する
  • もっと大々的に青年部事業に参加して、職場へのアピールしてはどうか

特に印象的だったのは、木村会長がプレゼンの中で発した「お祭りに参加してもすぐに仕事には繋がらない」という言葉です。ここまですっぱりと言い切れる方は多くありませんが、たしかにその通りです。

地域のイベントへの参加・協力を行い、その翌月から仕事の依頼が激増するなどということはまずあり得ませんよね。辛抱強く活動を続け、地域の中に青年部という根を張って初めて本当の協力が得られるのだと思います。

この点については、この後に続くふりかえりの発表者の方々も近しい意見をお話されていますのでぜひご覧ください。

ふりかえり「青年部の世界観を語ろう!」

ゲームパートが終了し、ふりかえりの時間となりました。用意されたワークシートをベースにディスカッションが行われ、最後に各青年部単会の世界観を語っていただく場を用意しました。

「巻き込んでいく力」が強く作用すれば、組織や地域は思っているよりも簡単に変わっていきます。もちろん良い変化ばかりではありません。

動画内でお話されている相撲大会のように、色々な事情はあるにせよ望まない結果に終わってしまうこともあります。だからこそ、リーダーとして正しく強く巻き込んでいく力が求められるのではないでしょうか。

「私たちの元気が波及して地域を盛り上げていくこと」を理想とされている方もいらっしゃいました。

色々な都道府県を見てきた中で、勢いがある地域は純粋に元気で満ち溢れています。そして、全員が目的をしっかりと理解できていれば元気の源がなんであってもいいのではないかと思います。特に青年部の皆さんのような若い世代の活躍は、地域にとってこれ以上ない貴重なエネルギーになるはずですからね。

さいごに

「観光の名所」と聞くとそれだけで大成功を収めているようなイメージを持ってしまいがちですが、各地域の抱える問題とは全く別の話だということを忘れてはいけません。

長崎県の青年部員の皆さんには、既にある観光という強みを更に伸ばしていくことはもちろん、もっと身近な内部の問題についても丁寧にケアする姿勢を見せていただきました。今回の研修を通して新たな気付きが得られた方もおり、地域のリーダーとして益々のご活躍を期待しております。

このインパルスゲート開催に関し、木村会長をはじめとする青年部の皆さま、事務局のみなさま、本当にありがとうございました。また皆さんにお会いできるのを心から願っております。


2018/09/05

商工会青年部活性化研修【インパルスゲート】研修レポート