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2018年12月08日に山梨県の三井社会保険労務士事務所さま主催「チビッコ起業家育成事業」にて小・中学生の子どもたちと保護者の方を対象にダイナミズムを開催しました。今年で6年目。リピーターの子どもたちも多数いる中、どのような町が出来上がるのでしょうか。

開催の経緯

今回の主催は三井社会保険労務士事務所さまです。

代表の三井先生はダイナミズムの完成直後から何度もご参加いただき、過去5年間もすべてスタッフでご参加いただいています。

今年は、商工会青年部での開催がなくなり、もう終わってしまうのかなと思っていましたが、三井先生がいつの間にか主催を引き受けてくださいました。私にとっても毎年の恒例行事を守ってくださって本当に感謝しています。いつもダイナミズムの応援ありがとうございます。

1年ぶりの木の国サイト

今回のちびっこダイナミズムの舞台は山梨県南アルプス市にある「木の国サイト」です。木造の家屋に会議室があり、温かい雰囲気を感じられる場所です。

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マイナスイオンと木の温かみを感じる場所でのダイナミズム。この環境が子どもたちにどう影響するのでしょうか。

ちびっこダイナミズム恒例行事!

ダイナミズムには5つの業種がありますが、その中でも製造業は子どもたちの人気が集中します。機械カードを自社で造れるという特徴が必殺技みたいで魅力的に思えるのでしょう。

それぞれの業種の数には上限があるため、希望者が殺到した場合はじゃんけんで決めてもらいます。このじゃんけんをする上で重要なルールはたった1つ。動画内でも話していますが「自分が出せる1番大きな声でじゃんけんをする」ということです。子どもも大人も緊張が抜けきらず、場が温まっていなくても、この全力じゃんかんのおかげでちびっこダイナミズムのスタートはいつも快調です。

自社の看板づくりにも、ちびっこダイナミズムならではの良さが出ていますね。大人がダイナミズムをプレイする場合は「あくまで架空の会社」という認識が強く出ます。そのため、自作した自社看板に対してそこまで愛着がないこともしばしば。

では、子どもたちはどう違うのでしょうか。それは映像におさめられた真剣な眼差しを見ていただければ一目瞭然です。撮影しきれませんでしたが、カラフルな装飾をほどこしたり、フリーハンドで立派な書体を演出したり、ゲーム開始前の作業とは思えないほど全力で取り組んでくれていました。まさに「自分の会社!」という好奇心と挑戦心の現れですね。

経営者挨拶

ドキドキの経営者挨拶です。

事前に「自分のため、人のため、お金のため。なんでもOK」と伝えているのですが、それぞれ経営理念に込めた思いはあるはずです。そもそも会社を経営すること自体が未経験なのに「経営理念」なんていう難しい言葉まで一緒についてきます。経営者挨拶をしたときにはいまいちピンと来なくても大丈夫。ゲームが終わった時には、自分が掲げた理念と社会の間にどんな関係性があったのかなんとなく理解できているはずです。

一方で、過去に参加経験のある子どもは経営理念もレベルアップしている傾向にあります。実社会とは異なるゲームの世界ではありますが、ダイナミズムのテーマである「信頼」や「雇用の大切さ」という要素が、今まで体験したダイナミズムによってしっかりと身についている証拠ですね。

 

ダイジェスト

1年目から5年目までのダイジェストです。

当然ですが、後半になるにつれて全体が活性化しています。材料購入数や商品販売数もさることながら経営者挨拶ではなかなか言葉を発することができずにいた子も、協力や交渉が必要な場面になると堂々とした振る舞いを見せてくれました。

やっている内容は大人向けの研修をする時と同じにも関わらず、ゲームというハードルの低さも手伝って運営側でさえ予想できないような化学反応がたびたび発生します。絶妙な価格設定で利益を積み重ねたり、他社を助けるために大赤字を出しながらもニコニコしていたり、時には一般社会では考えられないような裏切り行為が発生したり、とにかく様々なことが巻き起こるのがちびっこダイナミズムの醍醐味です。

ふりかえり

子どもたちはいつでも正直。楽しいことも嫌なこともストレートに打ち明けてくれます。こちらが想定している答えじゃないこともあります。それでもOKです。

起業体験のゲーム型研修という観点から見ると、まだまだ学んで欲しいことはたくさんあります。人と人の信頼関係や、お金がもっている価値、スタッフを雇用するとどんなことが起こるのか。基本的な知識として知ってもらいことでもあり、もしも起業を目指しているのであれば、もっともっと深堀りして学習する必要があるのは言うまでもありません。

ですが、今回はちびっこダイナミズム。起業をモチーフにしたダイナミズムを体験することで、大切な要素のはじっこにほんの少しでも触れてもらえれば充分です。

ここで得た経験が5年後、10年後、20年後、豊かな人生を歩んでいくための助けになってくれればいいなと心から願っています。

おわりに

毎年開催しているにもかかわらず、子どもたちの感性と成長には感動させられるばかりです。この事業によって得た経験を子どもたちが活かせるのは何年後になるか分かりませんが、誇りある素晴らしい人間として自立してくれたらな、と人知れず願っています。

今回のちびっこダイナミズム開催にあたり、ご協力いただいた三井先生をはじめ、三井社会保険労務士の皆さま、本当にありがとうございました。

山梨の子どもたちのため、次の育成事業を行える機会を楽しみにしております。

 


2018/12/08

いい会社づくり体験ゲーム【ダイナミズム】研修レポート